皆さんはSop Buntut(ソプ ブントット)をご存知でしょうか?英語で言うとOxtail Soupと言います。牛の尻尾を煮込んだスープです。ご飯を浸して食べます。はっきり言います。旨いです。私こっちに来てからこう言ったスープで食べるご飯にハマりました。
で、私は頻繁にSop Buntutを食べにレストランに行くのですが、昨日レストランで食べていたら隣の席で食べている物に目を奪われました。今まで見た事の無いソレを目の当たりにした私はいずれ食べてみよう、と心に決めました。そして翌日。
2日連続で同じレストランへ…。お店の名前は”Chop Buntut”と言います。チェーン店です。
明るい感じでお店も結構人が居ます。今日は早めに来たので人は少ないですが、20時前位になると大勢の人で賑わいます。本日のトライアルは…こちら。
何者でしょうコイツ?器に骨が置いてあります。しかも骨から生えているのは…?
ストローです。紛れもなく。骨に刺さったストローで何を吸い出すのでしょうか?気になりますね。頼んでみます。値段は88,000ルピア(約680円)他のメニューに比べると2倍近くします。他に豆腐挽肉の揚げ物とご飯、コーヒーを頼みます。先にそれらが来る訳です。
普通ですね。普通過ぎます。早く来てくれませんかね。冷めてしまいます。と思ってたら来ました。来ましたよ…!
デカい…。まあ種明かしをしますと、その前の日他のお客さんが食べているのを横で見ていたので器がこれだけデカいのは知ってました。知ってましたけど、改めて目の前に牛の骨が来ると圧倒されます。手で持つとこんなにあります。
そしてストローも…。中を覗きますが暗くて中は良く見えない…。
真っ先にストローから飲んでみたい衝動に駆られますが…私、一番気になる食べ物は一番最後にとっておくタイプなんです。育ちのせいですかね?違いますかね?早く食べろって事ですね。すみません。
骨ばっかりに目が行きますが、下のスープにはジャガイモ、トマトと肉団子、ホロホロになった牛の尻尾回りの肉と腱が中に入っており、これまた旨い訳です。味もあっさりしていてご飯に浸して食べると最高の食事になります。うーんこれだけで幸せを感じてますが、最後に挑むのはこのストロー!!
恐る恐る吸い込みます…あつっ!!出て来たのは熱いスープ…あれ?もしかして熱いだけ?煮込んだ骨の中に入ったスープは冷めにくいからこうやってアツアツを楽しみながら食べろという事?えええそんなのあり?それだけの為にこの骨は存在しているの勘弁してよ…と思いながら残った汁を飲もうと吸い込むと…ズルっと…!
皆さん。『骨髄料理』というのをご存知でしょうか?
骨髄(こつずい、英語:bone marrow)は、骨の中に存在する柔組織である。骨髄には、大きく分けて2種類の細胞がある。血液の細胞とそれを支持する間質細胞である。
―Wikipediaより
余りの衝撃に上手く言葉に出来ないんですけどね。トロトロのプルプルがストローからあふれ出てくる訳であります。一期一会のトゥルットゥー!とばかりに!(Skyrimネタを知らない方ごめんなさい)一吸い毎に溢れ出る旨味プリンのファンタジーな訳であります。これは旨い。確かにこれだけこの値段というのも今となっては納得いきます。
はい、あっという間に吸い尽くしてしまいました。満足です。ハッピーです。もう思い残す事はありません。明日からの仕事頑張れます。ご馳走様でした。
と言う事で…。この”Chop Buntut”ジャカルタでは結構店舗があるようです。カサブランカにもあります。スープだけでなく、ナシゴレン・ミーゴレンも楽しめます。
ローカル飯レストランあんまり行って無いなーという方も一度試してみてはいかがでしょうか。家族皆ですすってみるのも良いかも知れませんね。
それでは!!