知らない街を歩いてみたい~♪
はい年ばれましたね。こんばんは。
突然ですがジャカルタ川柳いきます。
歩かない ただひらすらに 歩かない
まあジャカルタに限ったことではなくアジア全般そうだとは思うんですけど…。
インドに住んでいた時は完全にDoor to Doorで車移動だったのですが、ジャカルタに来るとある程度は歩けそうだな~という雰囲気は感じます。
勿論注意は必要です。基本行動時間帯は日中、日没後は足を踏み入れない。
そして路地に入る時はまず左右見て人影を確認、10歩進んで振り返る、まるでデューク東郷(ゴルゴ13)を彷彿とさせる(かどうかは知りませんが)目配り。
肩掛け鞄は前に抱える。
携帯や財布を尻ポケットには入れない。
歩きスマホは止めて立ち止まって写真を撮る時位にとどめる、等々。
でも、そんなこんなして実際に歩いてみると、色々な魅力に気づく事が出来ます。
単身だから出来るという事でもあり、もしかしたらあまりこういうジャカルタの風景を見ないという人も居るかも知れませんので、そんな方はこんな所もあるんだな~と思っていただければ幸いです。
それでは、私の独断と偏見で語るジャカルタ路地裏散歩の醍醐味をどうぞ。
1.カオスな路地
イスラムの国では猫は非常に愛されており、路地を歩いているとこれでもかという位遭遇します。モスクの中に入っても許されるとか…Wikipediaさんには『預言者ムハンマドは「猫への愛は信仰の一側面である」と言ったと記録されている』まで書かれています。超お気に入りな訳です。そりゃそこら中に歩いている訳ですね。
あ、歩いているのは猫だけではありませんよ、ニワトリ(恐らく食用)とかネズミ(結構でかい)とか。後、良い声でさえずる鳥がカゴで飼われているのも特徴です。
歩いていると鳴き声に囲まれて何となく癒された気になります。…足元を見なければ。
あとカオスさの象徴として私が心をくすぐられるのは…実は電柱と電線です。ご覧ください。
見て下さいこのグルグル巻きの電柱。こんなんでよく爆発しないよな、と思います。
インドでは電線が爆ぜて下に落ち、そこで寝そべっていた牛が感電してお亡くなりになったという話を聞きますが、幸運な事にジャカルタでは私自身そういう話はまだ身近な所で聞いてはいません。でも時々ヂヂヂって鳴ってる所もありますのでそこまで安全とは言い難いですねやっぱり。
2.高さ3メートルの境界線
私の心をくすぐる物がもう一つ。私は勝手に『高さ3メートルの境界線』と呼んでい
ます。見ていただくのが早いですね。
空港からホテルや家に車を走らせて高層ビルやら奇抜な形のショッピングモールを横
目に走る。
そしてホテルや家に着き一晩過ごして次の日の朝徒歩で家の周りを歩いてみ
た時に感じるギャップ。
ここは昨日車で走ったのと同じ所なのだろうか?と心配になってしまう感覚です。
訴えるのは視覚だけではありません。嗅覚にも強く訴えかけます。
所謂ドブ川の臭い、汚水処理場近くの臭いと言う表現が一番しっくりくるかも知れませ
んね。そういった生活感の差が現れる境界線が「高さ3メートル」という訳です。
ファイナルファンタジー7ってゲームやった事あるでしょうか?主人公がミッドガル
の工場地帯を駆け抜け、逃げ込んだ住宅地にある寂れてはいるものの生活感を感じる公
園。心に響いた感覚は、その感覚に近いのかも知れません。
3.悪意無く仕掛けられた罠の数々
日本に居ると気づかないのですが、こっちに来て初めて気づくことがあります。日本
にはあまり道路に罠が仕掛けられてません。例えばこんなのとか。
掘り返した穴そのまま放置したりはしませんよね。後はこんな罠。
そもそもの話になってしまうのですが、こっちの歩道のタイルって雨になるとすっご
い滑るんですよね。
日本に帰って歩いてみるとよく分かります。タイルに小さな凹凸があって滑り止め加工をしっかりしてくれてるんです。
日本を離れて初めて分かる、細かい配慮。
時として窮屈に思うかも知れませんが、そういった一見窮屈なものに守られている側面もあるんだな、という事を外に出て理解することが出来ました。
感謝。
ジャカルタに住み始めて1年半で、今年に入ってから散歩するようになったのですが
、結構同じように散歩している同志(?)は沢山いるように見受けられます。
ヘイズの影響もあるので決して無理をされてはいけませんが、たまには歩いてみるのも良いかも知れませんね。
それでは!