こんばんは。
こういう文章を書く時って「誰がこれ読むんだろう?」という事をある程度想定して書くと思うのですが、今回想定する読み手はこういう方です。
「これから私はアジアのとある国に駐在します。先に現地入りして数カ月後に家族を受け入れる予定です。新興国とは言えざっと見た所大丈夫。多分生活には問題無いと思います」
と、油断している方!!いませんか?もしかして?これを読んでいる!あなた?!
無茶苦茶想定範囲狭いんですけど、こういう方、周りに結構多いんです。
そして、この「問題無い」に乗せられて現地に来て「こんなハズじゃなかった」とトラブルになるご家族も、これまた多いんです。
今日はそんな油断している方に、最低限やっておくべき事を書き残しておこうと思います。
もし、これを読んでいるご家族の方でパートナーさんが先に現地入りしてる、という方、教えてあげて下さい。
まず最初に覚えておいて下さい。
貴方の『大丈夫』は家族の『大丈夫』とは異なります。
貴方が発する『大丈夫』という言葉そのものが危険を孕んでいます。
貴方はどれだけ家族の目線に立っていますか?
例えば貴方が仕事に行っている間、ご家族の方はスーパーに買い物に行きます。
何を買っているか、全て把握していますか?
調味料だけではありません。
アルミホイルやサランラップ、洗面用具に生理用品…そう、貴方はご家族の必要としている物の全容を把握していないのです。
そんな状況で『大丈夫』と言ってしまうと何が起きるか?
ご家族が到着して真っ先に直面するのは「似たようなものはあるんだけど…コレジャナイ!!」なんです。そうなってからでは遅い。
なので、これから言う事を覚えておいてください。
1. 住居の写真は全部の部屋隈なく撮影して共有する事
住居の選定その物は先行した方がするしかありませんが、それにどのような小物を持ち込むか、それを購入のは後から入る方になります。
後から入る方が何が必要となりそうか、連想する為には現状の姿をしっかり共有する必要があります。だから写真が必要になるのです。色んな角度から撮影して下さい。
2. 住居のバグ出しと修繕は徹底的に
インドでは必須です。住居のバグ出しと修繕を怠ると何が起こるか?
ご家族が最初困ります。
でも困ったご家族がどうすれば修繕出来るかのノウハウがありません。
しかも、そう言った修繕を頼んでも「女性が頼むと優先度を下げられたり無視される」という不利益を被る場合があるのです。
ご自身赴任したてで忙しいでしょう。
ですが、ご自身がガツンと言って一言で済む事をご家族がやろうとすると全然解決しないケースがあるという事は知っておいて欲しいと思います。
3. 最寄りのマーケットの品揃えも写真でシェア
特に日用品、洗剤についてはパッケージでどういう物があるか無いかは判断出来ますし、これを知っているかいないかで「こんなハズじゃなかった」は避けられると思います。
インドのマーケットだと、大っぴらに写真を撮ってると止められる可能性もあります。
ですがここは、コッソリ撮って家族にシェアしてあげてください。
4. メイドさんの相性を考慮する
恐らくご家族が来る時には雇用しておかないと遅いです。
でも、「折角雇ったんだから多少相性が良くなくても我慢してよ~!」なんて事は言わないで下さい。
貴方と接するよりも数倍の時間一緒に居るのです。
ご家族との相性が合わなければすぐ代える位の覚悟で、何なら最初の数カ月は『試用期間』を設ける事も考慮に入れるべきと思います。
5. 着いた時に電話、車、ドライバーの手配は完了させる
携帯電話が無いと何かあった時に連絡が取れません。
着いた翌日から朝ごはんを作れる訳ではありません。
車とドライバーが居なければどこにも行けません。
何でこんな事を言うか?
全くこれらを手配せずご家族を迎えた方が実在したからです!!
大事な事なので二度言っておきます。貴方の『大丈夫』は家族の『大丈夫』とは異なります。
幸運を祈ります。グッドラック!それでは!