尊敬する上司の思い出話

こんばんは。

今日は昔話を少々、と言っても数年程前の話ですが。

社会人になってから転職を経験し、海外駐在を経験し色んな上司や部下と出会いました。

その中でも私に大きく影響を与えてくれた上司は3人程いました。

今日はその内の一人の事についてお話ししようと思います。

昨年の丁度今頃、元上司との昔話でバズった事があります。

このお話し、私がインドに赴任する前の結構古い昔話で大体7~8年程前の事なんですね。

その後どうなったかと言うと、この上司は私がインドに赴任する1年半程前に海外赴任となりました。

その1年半後に私は海外赴任する事になるのですが、実は私を海外赴任ポストに推薦してくれたのがこの上司だったんです。

ご自身が海外に赴任されてからも、そして私が赴任してからも何かとメールで連絡をくださいました。

日ごろの愚痴もそうでしたし、少し気の緩んだ私をたしなめていただいたり、またある時は別の部署の対等な立場として意見を求めてくれたり、良い関係を続ける事が出来たんですね。

そんなある日のお話しをしたいと思います。

赴任して3年程経ったある日の事、元上司からメールが飛んで来ました。

メールの書き出しはこうでした。

「すまない。君に火の粉がかかるかも知れない。」

続いて背景が書かれていました。こんな内容でした。

急な人事で元上司は海外の別の地域に転勤する事になり、後任を探さなければならなくなった。

自分の後でやってくれる後任の候補に誰がいる?まず思いついたのは私だったそうです。

しかし普段の会話から私は今のポストで充実した仕事をしており、周りからの信頼も厚いと聞いている。

今ここで私の名前を出す事は今のポストでうまくやっている私を全く経験の無い違う地域に引きずり込む事になるのではないか?そう思って他の人を探そうとしたようなのですが…。

その元上司のボスがどこでどう情報を掴んだか、元上司にこう聞いたそうなのです。

「インドに君の元部下がいるそうじゃないか?彼は(後任として)どうなんだ?」と。

その時点で元上司は私にメールを送ってくれたのです。

「すまない。君に火の粉がかかるかもしれない。」って。

そしてこう書いてくださったのです。

「僕が『彼は優秀だ』と答えたら、すぐにボスは君を引っ張りにかかる為に君のボスに打診するだろう。上層部同士の交渉は動き出したら速いよ。それによってもしかしたら君は今の仕事途中でこちらに来る事になるかも知れない。

でも僕には『彼は優秀でない』と答える事は出来ないんだ。君を貶めるような発言は元上司として絶対にしたくない。だから君に申し訳ない結果になるかも知れないが、僕は『彼は優秀で私の後任に相応しい』と答える。これからかかるだろう火の粉を自分で払ってくれ。」

今だから言えますが、単細胞で申し訳ないですが、嬉しくて目頭が熱くなりました。

私はこう返しました。

「お気遣いありがとうございます。お察しの通り私はここで充実した仕事をさせていただいています。まだやり残した事も残っており、どうしたいか?と言われたらもう少しここで自分を試したいと考えています。

なので火の粉を払う為に足掻かせて貰います。でももし、足掻いた結果そちらに行く事になっても求められた結果そうなったと言う事ですので恨む様なことは絶対にしません。一番なりたく無いのは誰からも必要とされなくなる事ですから」

元上司からは「それを聞いて安心した。ありがとう」と返事が来てその場は終わります。

翌日、早速ボスに呼ばれて火の粉がかかって来た事を告げられます。

「一日待っていただけますか?お答えをお持ちしますので」

そう言ってその場を辞し、自分の思いをA4一枚にまとめ翌日ボスに手渡しました。精一杯の足掻きとして。

結果・・・その一枚の紙を持ってボスは元上司のボスと交渉しアジアに残る道を選ばせてくれたのです。私は任期を満了し、次の任地としてもアジアに留まる事になりました。

当時のボスも私に取っては非常に尊敬出来る上司だったのですがその話は別の機会にでも。

時々言われる言葉はありますし、私も時に口にします。

「上司と親は選べない」

選べないからこそ、巡りあわせだからこそ、素晴らしい方と出会えた時のその感謝を忘れずに、タスキのように他の方々にその行為や考え方を伝えていきたいな。

常々そう思いながら仕事をしていきたいと思っています。

それでは。

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