こんばんは。
たまには海外生活に全く関係ないお話しを書いてみようと思います。
突然ですが、過去に戻ってみたいと思った事ってありますか?
よくあるじゃないですか、映画とかで…所謂タイムリープ物の映画がそれにあたります。
昔の映画で行くと…私が好きだった映画に『恋はデジャ・ブ』というのがあります。
ビル・マーレイという俳優さんがコミカルに同じ時を何度も何度も繰り返す主人公を演じます。Wikipediaのリンクを貼っておきます。
人生色々ありますから、そういう妄想をたまに描く事ありますよね。
私もある時そう思ったんですが、その時にふと思いつく訳です。
色んな選択肢もあったりしたけれど、その選択肢を選んだからこそ今がある。
で、そんな時に併せて思い浮かべてしまうお話し…。
ある朝、起きると私は未来の記憶を持ったまま過去にタイムスリップしてしまう。
懐かしい風景、そして私はこの先何が起きるかを知ってる…ハズだった。
中学校に入ったあたりから段々その歯車は狂いだす。
自分の知っていたハズの未来がみるみる内に自分の知らない未来に置き換わっていくのだ。
気が付いたら私は受かっていたハズの高校に落ち、別の学校に通う事になった。
そこまで来るともう私の人生はかつて未来の私が知っていた人生では無かった。
違う未来は最終的に同じ結果になるように補正される、そんなSF話を信じたりもしたけどそんな事起こらなかった。
そして私はかつての未来の妻と出会う事なく違う女性と結婚し子供を授かった…。
その人生もそれなりに幸せであった事は確かである。
でも…前の人生で出会った妻と子供にもう会えないという寂しさと後悔が私の頭を蝕み始める。
そんなある日…また、私は過去に戻ってしまった。過去にタイムリープした同じ年の同じ日に…。
元の人生を歩みたいと足掻いてもどこかで失敗して起きる未来は今までとは体験して無い事が次々と起き、出会う人もその度毎に変わり続ける。
何度同じ時間を過ごしただろう、でも同じ時間を過ごす人はいつも違った。
次第に私は強く思い出す。
「一番最初の人生に戻りたい。そして一番最初に出会った妻と子供にもう一度会いたい」
目を強く閉じそう強く思った時…誰かが私の肩を揺すった。
「疲れてるの?いつまで寝てるのよ。ほら、もうそろそろ夕飯作らなければいけないから起きて。子供の事見ててくれないかしら?」
そこに居たのは、一番最初の人生で最初に出会った妻の姿だった…。
まあこれは今私が即興で作った妄想話ですが。
飛んだ過去から今に来るまでに起きた無数の偶然と無数の選択があるから意味がある。
その内の一つが欠けても今の自分がいなかったかも知れず、今の環境が無かったかも知れない。
そう考えた時に、過去になんて戻りたくない。
そう思えるような選択を重ねていきたいな、とは思うのですよね。
なーんて、妄想のお話しでした。
それでは!