『どうせ居なくなる』駐在さんの足掻き方

こんばんは。2日程前に何となく呟いた内容の反応を結構いただいたので、その事について書いてみようかなって思います。

先に書いておきますが、これは海外にしか当てはまらない構図という訳ではありません。

国内でもチームリーダーになったりする時に意識しておくべき事の海外赴任版として見ていただければ良いかと思います。

ですが、日本では担当者だった方が現地に赴任してマネージャー相当の仕事をする事もそれなりに多く、そういう境遇の方には外部環境以外にも変化が発生するので事前に考えておいた方が良いかな?と思って書いてます。

さて、反応のあったツイートは下記です。

元々は以前タイムラインを流れていった下記の様なツイート。

「どうせ数年で帰ってしまうような駐在員なんて信用されない」的な文言だったと思います。

その文言に対する私のコメントは、「その駐在員が信用されないのは、『数年で帰ってしまう』のが理由じゃないですよきっと」なんですよね。

現在まだ海外生活6年目ですが、結構色んな方を見ます。

他の会社はどうか良く分からないんですが、その中でも困った状況になってしまってる人達がいます。

どんな状況って、上記のコメントではないですが「現地スタッフに受け入れられていない」状態で浮いてしまっている方。

イメージを持っていただく為に簡単な図を書いてみました。ご参照下さい。タイトルなし
新しく赴任してきた時は大体①の状態です。

1

現地スタッフにとっては「本社から誰かがやって来た」どこの馬の骨かも分からない。

得体の知れない海の向こうの宇宙船から突如現れた宇宙人のようなもの。

侵略者をよく分からないまま受け入れる事になった状態。

まず、残念なことに…この①の状態で赴任期間を終える人がいます。

悲しいですが事実です。

壁をスタッフの前に置いたままバッキュンバッキュン撃ちまくる訳ですね。

一言目には「こうやらなきゃいかん!

二言目には「これが本社のやり方だ!俺は現地スタッフを育成しに来たんだ!

これでは育成ではありません、単なる伝書鳩です。

信用出来ない駐在員(その1)」の出来上がり。

じゃあどうすれば?

という質問に私の経験でお答えすると…まずするべき事は「現地スタッフと同じ方向を見る」事。②の状態に持っていくことです。

2

どうするのか?まずは色んなステージで自分が戦って見せるのです。

勝つか負けるかは問題ではありません。

負ける時はその討取られザマも全部見てもらう。

そうする事でまず「この人は私達を利害関係を共にする人だ」と認識してもらう。

そしてもう一つ、仕事を振る時に「何故この仕事をする必要があるか?これをする事によってどんな良い事があるのか?」を必ず「現地拠点目線、現地スタッフ目線」で語る事。

本社の方針により」NGワードです。これを常用すると「伝書鳩」扱いされます。

ここまで徹底する事で自分のチームは段々②に近づいてきます。

②の状態に移行できました。まずは万歳。

ですが…ここで一番陥りやすい状態があるんです。

④の状態がそれに相当します。

4
私の経験上、①を脱却出来ても結局④の状態で赴任期間を終えてしまい、次の赴任者が来て①に戻り無限ループを脱し切れていないケースが今なお続いているんじゃないかと思います。

確かにこの状態、仕事をこなすのには一番早いんです。

何故なら、(これがマインド面での一番の落とし穴ですが)日本人が日本に居た時にやっていたノウハウで以て終わらせる事が出来るし、かつプレイヤーとして自分が日常やってた事の延長線上にあるから。

次から次へとトラブルが発生して仕事が流しそうめん状態になると、「片づける事」が最優先になってついつい自分でやって終わらせてしまうんですよね。

でも、この状態になるとどうなるか。

そのチームをマネージメントをする人が不在になるんです。

マネージメントするべき人がプレイヤーに専念してしまうから。

そして現地スタッフが仲間外れになります。

もしくは現地スタッフは「誰でも出来る比較的難易度の低い作業」に終始するようになります。

当たり前ですよね、現地スタッフに任せられず自分で済ましてしまうんですから自然と振る仕事は「誰でも出来る事」しかなくなるんです。

そうなると現地スタッフはこう思う訳です。

ああ、結局この会社の仕事は最終的に日本人が意思決定をするんだ。

そして二つに分かれるんです。

難易度の低い作業のみにしか従事しない作業員になる」か、「辞める」か。

信用出来ない駐在員(その2)」の出来上がり。

じゃあどうすれば良いんだよ、という事ですが…。

まずチームの方向性を宣言するんです。

私の赴任期間終了後、この部署は③の状態になるのが最終目標だ!

3
今はその準備期間だから私がいるんだ。

だから、私がこれからやる事、近い将来自分達で出来るように見ておいてください。

そしてやっている職掌の担当を徐々に移管していきます。

数年間で自分がいなくなる前提で現地スタッフへの業務移管スケジュールを最初に作ってしまう。

出来たらそのスケジュールをチームメンバーと共有し、粛々と進めていく。

そうする事で③を目指す②の姿がキープされるようになる。

1代で最終目的に達成できないかも知れないが、最終目的に到達していく姿を維持するべく後任に成し遂げた事、これから成し遂げなければならない事を引き継ぐ事が出来るのです。

勿論全部が全部移管出来る訳ではありません、職種・業種によります。

一般化は出来ません。

私が最終的に移管出来るような仕事をしているからだ、そうかも知れません。

ケースバイケース。その通り!!

実際私も手放しで成功したなんて口が裂けても言えません!反省点は山ほどあります。

でも、もしここまで読んだ方が、次に言う、ある言葉への共通点を見つけていただ
いて、自分の仕事にあてはめて考え始めていただくとしたら嬉しく思います。

やってみせ
言って聞かせて
させてみせ
ほめてやらねば
人は動かじ
(山本五十六)

それでは!

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