インドネシアのお化け(ハロウィンネタ)

こんばんは。

先日のジャカルタ散歩で出くわしたハロウィンチックなコスプレに関連してのエントリです。

以前に会社で日本人、現地スタッフ交えて打ち合わせをしていました。

ジャカルタ市内は渋滞がひどく、物流関係のリスクも高いから製造業は中心から離れていく傾向にあり、それに伴い私達もオフィスをどうするのか?的な話をしていた時の事です。

オフィスの一角にはここで会社を作ってからずっと使われている老朽化した建物があります。

その建物に関連した話をした時に日本人の誰かが冗談でこう言いました。

「随分古いから色々住んでそうだよね」

別に深い意味は無かったんだと思うんですよね。

実際オフィスの天井にはネズミが住み着き昼夜を問わず天井をミシミシ軋ませながら走り回っています。

ですが、この一言がインドネシア人現地スタッフにハートに火を付けます。

「えええ!ご存じでした?!そうなんですよ!あの建物…出るんですよぉぉぉお!!」

出るって何が?

ていうか何そのテンション?

「アレですよアレ…ゴースト!!」

(スタッフのテンションフルMAX、日本人は若干引き気味)

…何て言うんでしょうね、インドネシア人が会議でこんな楽しそうにベラベラ捲くし立てるの、私初めて見たかも知れません。

こちらに赴任して来て映画館に行ったり、映画館に行かなくてもモールで出ている映画のプロモーション見ていると気になる事があります。

ホラー映画が目に付くんです。

それも日本で言う「リング」や「呪怨」とかではなく色んな種類のホラー映画が。

色んな怖そうな映画がとっかえひっかえやってる訳であります。

私ホラーダメなので見に行ける自信がありせん。

だって怖いんですもの。

でもこういう切り口でインドネシア人スタッフと話してみるのも面白いかも知れませんね。

という事で、今日はインドネシア現地の方と盛り上がれるかも知れない、お化け絡みの小ネタについて紹介します。

といっても既存の英語サイトからの引用翻訳になりますが、インドネシアでも有名な幽霊を紹介してみます。

※引用元はこちら:翻訳は適当な意訳です。

英語のホームページ【閲覧注意】

苦手な方もいると思いますので、このページでは写真を掲載しません。

興味のある方はこの幽霊の名前でググると心行くまで恐怖画像を見る事が出来ますのでそちらをお試し下さい。

文章すらダメ、という方は戻るボタンを押していただく事をお勧めします。

1.Tuyul

Tuyulは黒魔法によって呼び出された赤子の幽霊であり、元は中絶された子供とも
言われています。

灰色がかった肌と大きな赤い目が特徴で壺や瓶の中に居るとされています。

2. Suster Ngesot

日本語訳だとどうでしょう…「這いずる看護婦」とでも言いましょうか。

ジャカルタの病院で残虐に暴行を受け殺害された看護婦が夜病院に出没するそうです。

ずるずると彼女の折れた脚が聞こえて来るとか…。

3. Genderuwo

古いジャワの妖怪で大きな猿人の様な風体ですが、必要に応じ美しい女性の姿に外見を変え男性を誘惑します。

4. Pocong

多くのムスリムは死後、頭と足を結ばれた白い布で体を包まれ土葬されます。

40日後これらの結びが緩められ、魂は開放されるそうですが、そうされないと魂は体に閉じ込められたままとなり、その体は墓から立ち上がり魂を開放して欲しいと訴えるそうです。

動き回る為には、足が結ばれている為ピョンピョン飛び回るのです。

(キョンシーみたいですね)

5. Kuntilanak

ジャワ島においては最も恐れられている(らしい)幽霊だそうです。

元は妊娠中に亡くなられた方の霊なのですが、背が高く、白い服を着て濃い黒髪で顔を覆っています(日本にも同じような容姿の方がいたような…)。

彼女が近くにいる時は子供のような泣き声が聞こえますが、離れた場所に居ると遠吠えが聞けるそうです。

彼女が出現した瞬間、初めは香りのよい花の匂いのようですが、これが突然腐った肉の臭いに変わるそうです。

こうしてみると姿形は変わっても、似たような背景を持った幽霊はいるようですね。
アジア各国の伝承上の幽霊を比較してみるのも面白いかも知れませんね。
怖いですけど。

それでは!