インドを離れた後にかかる『インドの呪い』について

今日は少し真面目に、いやいつも真面目なんですけどね。

自分もしばらく嵌っているジレンマについて、題して『インドの呪い』について語ってみようと思います。

これってですね、過去インドで働いていて今既に異動したり、日本に帰った人に時々かかる呪いだと思ってます。

もっと言ってしまうと所謂ハードシップの高い新興国で時々かかる呪いでもあります。

私も実はそうで、今でも実質抜け出しきれてないよな、って思う時があります。

最初は「あ、もしかしてこれって『インドロス状態?』」と思うのかも知れません。

ですが人によっては『ロス』どころでは無い『呪い』となる場合もあるんでは無いかな?と考えます。

さて、どんな『呪い』なのか?

会社で仕事しているとそこまで仕事で深く関わった事がない上の方にこう言われる事あるんですよ。

「ああ、○○君か!インドで色々頑張ってたよね!」

職位の上の方にもそう言ってもらえて、名前もインドにいたことも覚えてもらえて嬉しいんです。

ああ私も頑張った分知名度上がったのかな?しめしめ。と思う事もあるかも知れません。

でもちょっと待ってください。

本当にそう呼ばれて、喜んでいて良いのでしょうか?

そう言っている方の実際の認識って「インドで色々頑張っていた(けど今何やってるかちょっとよく分からない)私」で止まってしまっている、とも言い換えられてしまいます。

インドから異動してきた今の私についてインプットされていない、アップデートが未完了の状態。

実はあまり宜しくない状況だったりします。

これ、自分の会社の周りをみると、すぐにこの呪いが解ける人と、いつまで経っても解けない人に分かれるんですよね。

いつまで経っても解けない人は5年、10年経っても「ああ!インドに行ってましたよね!」が枕詞になってしまう。

「インドにいた」これって自分が思っている以上にパワーワードなんです。

鉄の胃と心臓を持ち、インドでやってこれたんだから他の所でも大丈夫だろう、という鉄のお札が人知れず背中に貼られます。

確かにね、インドの生活ネタって話をすれば飲み会でも受ける鉄板ネタなんですよね。

私の周りで語り継がれるインドネタ、例えばこんなのがあります。

①野良猿が工場の非常停止ボタンを押したせいで稼働停止に追い込まれたお話

②予約したホテルが勝手に予約をキャンセル、スイートルーム料金で普通の部屋を押し付けようとされたお話

③緊急帰国で1ヶ月日本に滞在している最中に停電が発生、復帰せず冷凍庫の中身が地獄絵図になったお話

どれもある程度受けます。

何故なら日本に居る人にとってはインドの日常は殆どが「意表を突かれる非日常」だからです。

これは「環境ボーナス」とも言える物で、何らかのイメージを相手に与える事が出来る「印象付けにはこの上ないファクター」です。

そういう言わば「環境ボーナス」を消費し続ける事によってその人はどうなってしまうのか?

ああ、あの人はインドネタの人だという印象が勝ってしまうのです。

それが『インドの呪い』、じわじわと人知れず体に刻まれていきます。

ここで勘違いなさらないでいただきたい事。

インドネタを封印しろなんて事は言ってないんです。

インドに居た事、ネタにすれば良いんです。どんどん使えば良いと思います。

第一印象はインドでも良い、でもそれ以上に大事な事は、二の矢、三の矢として今の自分も同じ位皆に見せていくという事。

インドから離れた人がインドに居た時以上に輝く為に出来る事は「今やっている事をインドに居た時以上の熱量を持って取り組み、それを見せる事」だと思います。

インドに居た事がキャリアの大事な1ページであることは紛れもない事実です。自信を持って良いと思います。

でも、それ以上のキャリアの代表作を作るんだ!という意気込みは決して失ってはいけないと思います。

失ってしまった時点で『インドの呪い』はずっと纏わりつき続けます。

これは私自身の課題でもありますので、私の頭の中のネタ帳、そこに書かれているインドが「表紙」ではなく「第◯章 インド編」となる様頑張っていこうと思います。

そして同じ様なジレンマを感じている皆様が同じように新たなステップに踏み出される事を願ってやみません。

それでは!

https://blog.with2.net/link/?1979010

2件のコメント

  1. そういうことだったんですね。
    最初は滞在中に何か霊的なものに憑かれるのか?と思ってしまいました(^^;
    次に、インドに行った人はインドにはまって…ということをよく聞くのでそのことかと…。
    実際、私の知人の旦那さんは結婚式の3か月前にインドに旅行して1か月音信不通だったそうです。
    しかし、読んでいくとなかなか深いお話で…。
    でも、貴重な体験をされたことにはかわりがないですね。

    いいね: 1人

    • はい、タイトルでちょっと釣ってしまってるかな?って気がしないでもありませんが(笑)
      インドに行ったというだけで結構周りが特別な目で見てくれることもあるので、それに甘えないようにしないとな、という自戒の意味もこめて書きました!

      いいね: 1人

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